|
「よく、MBAは役に立たない」という人がいます。聞く度に、イヤな気分になるので反論します。相当毒舌なので、見ないことをお薦めします。頭に来ない人だけ見て下さい(笑)。
●本人がMBAで無い場合
悪口を言うなら客観的に言いましょう。もちろん、MBAでも出来る人とそうでない人がいます。MBAホルダーで出来ない人を例にあげて、「MBAホルダーでも出来ないヤツがいる」というのなら、多分本当でしょう。しかし、それを持って「MBAは役に立たない」というのが誤りというのはもちろんです。Fallacy
of Hasty Generalization(一般化の誤謬)というやつで、MBAで出来る人が一人でもいれば、その議論は崩れます。それでもそう言うのなら、それは単に非論理的な悪口ですね。
●本人がMBAの場合
1)MBAが役に立っていると思っているのに「役に立たない」という場合
1-A) 売り文句の場合
売り文句、宣伝文句として「MBAは役に立たない」という人を見かけます。これは、そういうことにメリットがあるから言うわけです。なぜかと言うと、そんな役に立たないことを1年も2年もやっていた、ということは、役に立たないと知っていても辞める勇気が無いか、取るまで気づかなかったか、どちらにしても自分にとってあまり良いことではありませんから。
この宣伝文句のメリットは、
1)さりげなく自分がMBAだと言える(この時点でMBAを宣伝文句として使っている矛盾があり、既にこの議論は破たんしている)
2)俺はMBA以上のことを知っているんだと間接的に自慢できる(他のMBAと差別化していると聞こえるが、その証拠は無い)
ということです。
1-B) 謙遜の場合
これが唯一まっとうな使い方として、「MBAが役に立たない」というときでしょう。MBAを自慢すると敵を作ります。MBAに対するコンプレックスがありそうな人に対しては、「MBAなんて役に立ちませんよ。あなた様の方がよっぽどすごく存じます。へへえ」と言っておいたほうが良いときがあるのです。ただ、逆に言えば、これもMBAの傲慢さの裏返しでもあるので、私はあまり使いませんが。
2)MBAが役に立っていないと本当に思っている場合
2-A) 天才くん
既にMBA程度のことを知っていたので、行ったのに全く意味が無い場合ですね。しかし、これでは単なる間抜けです。本当の天才なら、MBAが役に立っていないことを知っていればMBAを取りになんか行かないでしょうから、本当は天才くんでは無かったことになりますね。
2-B) 鈍才くん
宝の持ち腐れってヤツですね。ネコに小判でもイイですが。MBAが役に立たない、というのであれば、どうぞ勘と直感だけで経営でも仕事でもやってみてください。それで出来るようであればそれはそれでいいかもしれませんが、それにMBAが加われば鬼に金棒なのに・・・。大体MBAを使いこなせない人に限ってこういうことを言うもんです。っていうか、よくMBAに受かりましたね・・・。
大体、「MBAが役に立たない」って言う人の決まり文句が、「机上の空論は現場では役に立たない」って言う訳ですね。あんたは「何の現場を知ってるんだ!」と言いたくなりますが、それ以前に、MBAの知識は、良くも悪くも後追いの知識なんです。ということは、新しい知識は無いかもしれませんが、検証されて、成功してきた知識なんですね。それが古すぎて役に立たない、というのならまだ一理ありますが、それでも、そんなに最先端の現場にいたとしても、その学科を学ばなければいいだけで、別の知識を持ってくればいいのに・・・。と珍しく熱く語ってしまいました・・・。
|