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じゃあどうすれば英語はうまくなるの? その答えは、まず文法と発音記号を「学ぶ」のです。残念ながら、語学の学習に楽な方法は無いのです。「聞き流すだけ」などでうまくなる方法はありません。しかし、効率の良い方法ならあります。それは、「理解優先」で進むのです。なぜかというと、あなたが幼児で無い限り、あなたの脳は、「聞くだけ」で英語が身に付くようにはできていないからです。「理解した範囲」「聞き取れるスピード」を徐々に上げていくのです。
●文法
文法の必要性・重要性は既に書いてきました。とりあえずは中学生レベルまでは完璧にしておきましょう。「完璧」というのは、「0.1秒で、能動態から受動態への変換や、和文英訳が出来る」レベルです。
仕事で使おう、というレベルなら、高校文法までやっておきましょう。具体的には、分詞構文と仮定法です。なぜなら、仕事上でこれは頻繁に使うからです。交渉の場で、「じゃあそれが本当だったとして、こう考えられない?」は、"Assuming
that is it true, can you think in this way?" ですが、Assuming that
は、典型的な分詞構文です。上司が部下によくするアドバイス、「もし私があなただったら、彼に聞くね」は、"If I were
you, I would ask him."です。これも、典型的な仮定法です。ちなみに、上司が部下にこれを言う場合、婉曲的な命令という場合が多いです。このように、分詞構文・仮定法が使えないと、ビジネスの場で困るのです。
ちなみに、ネイティブにはこのようなことは教えられません。なぜかって? これが分詞構文・仮定法であることがネイティブにはわからないからです。彼らは、そんなことを知らなくても話せるのです。これは、ネイティブに英語を教えられない大きい理由の一つです。よしんばネイティブが知っていたとしても、こんなことを習うには、英語で習うよりは日本語で教えてもらう方がいいに決まっています。
いわゆる普通の英会話教室では、こんなことは教えてくれません。ひどいところになると、「全部ネイティブがいるとシミュレーションしてやります」みたいなところもあります。繰り返しますが、私たちが幼児であればそれでもいいのですが、大人になってしまった人はその方法ではダメです。なぜ教えてくれないのかって? それは生徒にも問題があります。先生がネイティブで無いと、習った気がしないというのです。さらにきついことを言えば、「ネイティブの先生にならって、英語を習った気になっている私が好き」という気分を提供するのが、英会話教室なんです。もちろん、いい英会話教室もありますよ。でも、自分が行っているところが、大金を払って、「英語を学んだ気分」ではなく、「英語力」を提供しているかどうかは、じっくり考えてくださいね。
「もっと学校で勉強しておけばよかった・・・」ですって? はい、その通りです(笑)。でも、私だって、きちんとそういう地道な学習をしたのは、社会人になってからです。もっと早く気づけば良かった・・・。でも、私も学生のときは、「文法なんかできても話せるようにならない」というデマを信じていたので・・・。
●発音記号
この重要性を唱える人はあまりいませんね。ネイティブはまずいません。だって発音記号なんか知らなくても、正確に発音できますから。しかし、日本語の発音が身に付いてしまった私たちには、発音記号を学ばずに覚えることはまずできません。
「聞いているうちに発音が良くなる?」 ある程度はそうかもしれません。しかし、father の ア と love の ア と、sat の ア はみな音が違います。特に重要なのは、fatherの ア は舌が後ろに来る、「後舌母音」であり、satのアは舌が前に来る「前舌母音」なんです。loveのア はその中間です。fatherは「暗いア」で、satは「明るいア」です。暗い、明るい、というのは、慣れればわかりますが、舌の位置により口の中での響きが変わるのでそう感じるのです。
こんなことが、聞いただけでマネできるのであれば、このページを読む必要はありませんので、さっさと英語をたくさん聞いてマネしてください。普通の人は、こんなこと、多分初めて聞くでしょうし、マネしようと思ってもおいそれとは出来ません。もちろん、ネイティブはこんなこと知りません。知らなくても出来ますから。このような理論を知り、かつ実践できる日本人から学ぶしか無いのです。幼児期に英語を学ぶメリットはここにあります。このような、音の違い、音感は幼児期には発達しているので聞き分けられるのです。
これは、地道に発音記号を調べて、発音記号の音を一つ一つ練習して慣らしていくしかありません。大学の英語の先生が、口の中の舌の位置などを解説してくれている本がありますので、そのような本を買って学ぶといいでしょう。独学では最初はうまくいかないでしょうが、発音記号を覚えて、それとネイティブの発音や、CD教材を併用すると、「あ、この母音はこういう音なんだ」というのがそのうち(1年くらいはかかるでしょうけど)わかるようになります。
これをやると、いわゆる「美しい」発音になります。英会話教室に長く通って、話せる人でも、「美しい」発音の人はあまりいず、大体日本語の音と同じ音で発音しています。それは、英会話教室ではこのようなことを教えてくれないからです。なぜって? だってこんな勉強つまらないですから、生徒に評判悪いでしょうからね。逆に言えば、こういうことをやってくれている英会話教室に行っている人は、幸せだと思いますよ。ただ、私の知る限りではそんなことはやってくれませんが・・・。大学の英文科などでは、そういう授業もあるのですが、こういう重要ですがつまらない授業は学生もまじめに受けない・・・。
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