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2003/05/29(木) 強みを伸ばす
昨日、NHKの「わたしはあきらめない」(これ、いい番組ですね)という番組で、ファイシャルセラピストのかづきれいこさんのお話が聞けました。フェイシャルセラピストとは聞き慣れない職業ですが、顔に傷などを負った方のセラピストです。特に女性にとっては、顔は大事なもので、顔に傷を負った場合は、心にも傷を負ってしまうため、そういう方をケアしようという仕事です。
その傷をメークでカバーするというのがメインのお仕事なのですが、その際には、「傷を隠すのではなく、チャームポイントを目立たせてあげる。それによって傷が気にならなくなる」そうです。あえて傷を隠そうとすると、かえって自分でも気になってしまうが、他にキレイな部分をつくり、そこに意識を持っていく、とのことです。
これって象徴的なお話だと思いませんか? 弱みを隠すのではなく、強みを伸ばして上げる。全てにあてはまりそうな気がします。弱みを補強するのは大事なことかもしれませんし、弱みを強みに転じる工夫も必要かも知れません。しかし、強みを伸ばせば、それが、最大の弱み対策になる。ある点で圧倒的な強さを持っていれば、多少の弱点はカバーできる。弱みを隠す、という消極的な態度ではなく絶対的な自信を持てる強みを伸ばせ! そんなことを教わった気がします。
2003/05/27(火) 狭い世界
今日はお客様のところに行きました。新しい方が着任されたので、そのご挨拶も兼ねてです。お会いする前に、ご担当者に「●▲さんてどういう方なんですか?」と聞いても「それは本人に」とつれない返事。いよいよその●▲さんが部屋に入っていらっしゃると、顔を見合わせて、「ええええ??」でした。「いやあ久しぶりですねえ」。前の会社でお世話になった方なんですよね。その当時は仲間だったわけですが、今度はあちらがお客様。外資系だとこういうことって結構ありますよね。外資系マーケティングの世界で人がグルグル回ってますからね・・・。はちなみに、今の会社の上司は、逆に私がお客様サイドでした。この狭い世界、何があるかわかりません。前の会社の上司にも、「この世界、いつ部下が上司になるかだってわからないんだから、人に対する接し方は注意しろ」とアドバイスを受けました。幸い、●▲さんとは比較的うまくやってましたし、「いやあ、お互いに仲良くしておいて良かったですよねえ」と●▲さんにも実際言われましたから・・・。日本企業でも、中途採用なんかが増えてくると、そういうことも結構出てくると思います。狭い世界、人との接し方、本当に気を付けないといけないですね。
2003/05/25(日) 課題と解決策
今日は、学生が主催しているディベート大会の審査委員長をしてきました。ディベートをやる大きなメリットの一つに、論理的に考えられる、ということがあります。その一つに、課題の分析と解決策は裏返しでなければならない、というようなことです。言われれば当たり前なのですが、例えば、マーケティングでも、「消費者認知が十分にあるのに、認知を上げるためのTV広告を行う」というような課題と解決策の不一致が結構見られます。今日は、審査委員長講評でもそのお話をしてきました。何かやるときは、「この行動は、どの課題を解決しようとしているのだろうか? 課題と解決策は一致しているだろうか?」というチェックは役に立ちますよ。
これは余談ですが、私が審査した部門とは別に、高校生部門がありました。その決勝戦を拝見したのですが、高校生とは思えない、論理性と説得力を持っていました。ディベートって、若くてもできるんですね・・・。こういう高校生たちが、将来日本を背負って立ってくれれば、また日本の将来も今とは違ったものになるかもしれないですね。そんな思いをこめて、高校生ディベーターには「頑張ってね」と声をかけてきました。
2003/05/22(木) 見えないものを見る
昨日マリナーズのイチローがまたスーパープレーをしました。ライトライン際に飛んだクッションボールを処理し、振り向きざまに2塁ベースに矢のような送球。通常ならラクに二塁打になる打球を見事に二塁タッチアウトに仕留めました。パラはこれを見ながら「すげええ。振り向いて、投げる位置すら確認しないで投げたぞ、今」と思ったんですね。今日の新聞を見ると、イチローのコメントが載っていて、「あのプレーに関しては見てから投げて、ではもう遅い。一番大事なのは背中でランナーとセカンドベースを感じること。見てないところで見えていないと、できないことはある。」
イチローらしいコメントですが、すごいですよね。イチローももちろん背中で見えるわけは無いでしょうから、ランナーの走力、打球、自分が処理にかかる時間、自分と2塁ベースとの位置関係などの多面的な条件を瞬間的に判断して身体が無意識に対応できているんだと思います。これも、おそらくは日頃の練習のたまものでしょう。
仕事でもそうだと思います。「何かこれ危ないな」「これは売れる!」という、直観的な判断が働くときってありますよね? 結構直観って当たったりするんですが、多分、そのときの状況などを複合的に一瞬で判断しているんだと思います。私もそこまで練習を積んで、背中でボールが見えるようにしたいものです。
2003/05/21(水) 技術の粋が集められたタッパー その2
そのタッパーのお弁当(私は昼食は、自分でお弁当を作って持ってくることが多いです)を食べていたところ、Made In Japan
の文字を発見! 「え?」 てっきり、生産コストの安い国で生産していると思っていた私はびっくり。会社名もタッパーに書いてあったので、早速Googleで検索してみると、HPがありました。しっかりしている会社のようです。主な取引先のところには、100円ショップの会社がいくつか・・・。
HPに書いてあったのは「「オリジナリティのあるものを作りたい」というメッセージがHPからひしひしと伝わって来ました。「他のメーカー製品と類似性のあるものは作りません」という自信。特許取得済の製品も・・・。日本で作っても、独創性があり、魅力のあるものを安くできるんですね・・・。こういう元気なメーカーさんが次々と出てくると日本経済も蘇るんでしょうね。しかし、この品質のものをこんなに安くできるとは・・・。日本も捨てたものでは無いですね。
2003/05/20(火) 技術の粋が集められたタッパー
先日あるお店で見たタッパーの包装紙に「特許出願中! 技術の粋が集められた」という表現がありました。へえ、と思って見てみると、上蓋を閉じるときに、上から見て、左右を逆に閉じると、上蓋がきっちり閉じずに隙間が少し空くように出来ているんです。隙間が空いていると、電子レンジで加熱したときに蒸気がそこから漏れて破裂しないわけですね。もちろんぴったり閉じることも出来て、冷蔵庫で保冷するときはそうするわけです。もちろん、いくつか買って帰り、早速試してみるといい感じでした。
「技術の粋」というのは大げさにしても、簡単な仕組みで、左右逆に閉じることによって違う使い方が出来る、というのは大きな付加価値だなと感じました。タッパーのように一見成熟した商品でも、工夫の余地はあるものだなあと感心しました。お店はどこかって? 実は100円ショップなんですよ。2個セット100円ですから、1個50円! 安くてしかも色々な工夫をしている。こういうものが売れる、ということは、デフレとは違い、単に安くて良いものが売れているだけでは、と感じたパラでした・・・。
2003/05/16(金) 和洋混合の新しい味?
昨日しゃぶしゃぶの食べ放題に行って来ました。食べ放題なので、「さあ食うぞおお!!」というノリの店かと思ったら大違いで、きちんとした和服の女性が出迎えてくれて「こちらへどうぞ」という感じなのでびっくりしました。ですので、肉も和牛の霜降りでとてもおいしく、「しゃぶっ」とつけるだけで赤みを残したまま食べると口の中で旨みが広がり、至福のときを・・・
それはまあいいんですが、肉をしゃぶっとやるつけ汁(っていうんでしょうか? しゃぶしゃぶなんてそんなに食べないのでよく知りません)のダシがちょっと変わった感じだったので、「このだし何ですか?昆布?」と聞いたところ、「コンソメです」と予想しない返事が・・・。和食の典型であるしゃぶしゃぶのダシにコンソメを使う、というところに面白さを感じました。ダシ=昆布と頭の中で勝手に連想してしまいましたが、こういうところで味の深みというか、組み合わせの妙があるんでしょうね。コンソメの味がほんのりついた肉を、ポン酢・ゴマだれでいただく、和洋折衷というか、そういう新しさが新鮮でした。コンソメのつけ汁ってしゃぶしゃぶでは普通なんですかね? 初めてコンソメをしゃぶしゃぶに使った人は偉いと思います。常識はずれの感じがしますが、そういう新しいことに対する実験で新しいおいしさが生まれるのでしょうから。もし、和食の料理人の方が「和食にコンソメなんて合わねえ」と決めつけていたら、この味を味わうことはできなかったわけですから。私も息詰まったら、このしゃぶしゃぶを思い出して、いろいろ新しいことにトライしてみたいと思います。
食べ放題の戦果ですか? 3人で行って9皿1.8kg程度でした。一人500g以上というのは、昔の感覚からすると少ないのですが、霜降りのような脂っこい肉はたくさんは食べられないですねえ・・・。それとももう年だからほどほどにしておけ、ってことでしょうか・・・。でも、「このダシ昆布ですか?」って聞いてしまう程度の味覚ですので、何食べても変わらないのかもしれませんが・・・。
2003/05/14(水) どっちがおまけ?
会社の同僚が、ポテトチップスを買ってきていました。その名も「プロ野球チップス」。そう、小さいポテトチップ一袋にプロ野球選手のカードがついてくるのです。これを見て思い出すのが、「仮面ライダースナック」ですね。私が子供の頃大流行した(年がわかりますね)、仮面ライダーのカードがついてくるスナックです。当時、カードだけ取って中身を捨てる、とういうのが話題になっていました。グリコのおまけに代表されるように、おまけって、やっぱり効果があるんですよね。
その彼に、「ねえ、これっていくら?」って聞いたところ、「カードが欲しかったのでポンポンと二袋買ってきたのでわかりません」だそうです。さて、ポテトチップとプロ野球選手のカード、どっちがおまけなんでしょうねえ・・・。
おまけは外袋についているのですが、これだと、カードだけ店頭ではがす人はいないのかなあ、と彼に聞いたところ、「やってみたけど取れませんでしたよ。さっき無理矢理はがしたら、中身を床にぶちまけてしまいました」だそうです。メーカーさんもそのへんはさすがですね。
2003/05/10(土) 独学の執念
昨日、たけしの誰でもピカソという番組でバイオリン職人さんが紹介されていました。バイオリンを作ろうと決心し、独学で学んだそうです。安いバイオリンを買ってきて分解して研究(今風に言うとリバースエンジニアリングですね)し、楽器やさんの前で何時間もバイオリンを見つめたりしたそうです。極めつけは、バイオリン製作工場の方が工場から出てくるのを後をつけて、家に入れてもらって話を聞く、ということまでしたそうです。第一人者となった今でも、ニスの材料(バイオリンの音はニスで決まるそうです)を求めてみみずやセミの抜け殻などを使い、そして材料を求めて100カ国以上をバックパッキングしていらっしゃるとか・・・。
独学でも、決意と執念さえあれば何でも学べるという最高の見本だと観ながら思いました。私も独学で学ぶことが多いのですが、この執念は見習おう!と思いました。バイオリン職人さんに元気を分けてもらった感じがします。
2003/05/09(金) ネーミングのチカラ
昨日の栄養士さんの話の続きなのですが、栄養士さんのアドバイスは、「コレステロールを下げるのは、食物繊維と大豆たんぱくです。ですから、野菜と、納豆を毎日食べてください。「スゴイダイズ」って知ってます?」 「大豆なら知ってますが」「いえいえ、スゴイダイズという飲み物があるんですよ。それを毎日飲むといいですよ」「豆乳じゃだめなんですか?」「スゴイダイズには、豆乳では捨ててしまうオカラが入っているんですよ。これに繊維がたっぷり含まれているんです。ほんとにスゴイですよねえ」
早速スーパーに買いに行きました。あったあった、スゴイダイズ。さて、もしこのネーミングがスゴイダイズでなかったら・・・。果たして、栄養士さんから話しを聞いてしばらくたったあとでも名前を覚えているでしょうか? デジカメやPCにありがちな、Fiber1235なんて名前だったら、買う気になるでしょうか? そして、栄養士さんが「スゴイダイズ」という名前をいうたびに、私の頭の中には「大豆=スゴイ」という連想がしっかり刻み込まれていき、「これは飲んだ方がいいな」と思うわけですよねえ・・・。多分私はスゴイダイズを飲み続けるでしょう。それは、もちろん大豆たんぱく+食物繊維というもともとの機能が大きいことはいうまでもありませんが、わかりやすくインパクトのあるネーミングの大切さを身をもって実感しました・・・。
2003/05/08(木) 論理的説明力
個人的なことで恐縮ですが、私はコレステロールが高いのです。200を越える数値を毎年叩き出していて(?)、今日も健康診断に行って来ました。そこで、栄養士さんのアドバイスを受けたのですが、それが見事でした。「パラさんのコレステロールが高いのは、野菜不足ですね」「はあ」「というのも、尿酸値が高くないから、肉の食べ過ぎ、というわけではありません。中性脂肪も正常ですから、お菓子とか甘いものというわけでもありません。コレステロールだけ高い、ということは、コレステロールが体からうまく排出されない、ということですから野菜不足ですね。野菜を食べてください!」
この説明をうけて思いっきり納得してしまいました。
このように、論理的に説明されると、反論の余地なく 「なるほど、そうなんだあ」と思ってしまいますね。また、このように、可能性を洗い出した上で「この可能性はこういう理由で否定される、この可能性はこういう理由でおかしい」という、論理的消去法(私が勝手にそう名付けているだけですが)は、実はディベートの論理構築技術の一つでもあります。その栄養士さんがディベートをもしおやりになっていたのであれば別ですが、恐らくそうではないので、論理的説明力を持っていらっしゃる方というのは、ディベートで学ぶスキルを本能的にというか自然に身につけていらっしゃるのだ、と思いました。
2003/05/06(火) 「違い」のチカラ
今日は、あるお客様に対するマーケティングプランのアイディアをつくるために、ある外資系PR会社の社長及び幹部(両方とも外国人)とミーティングして来ました。世界的に有名な会社の、日本法人の社長ですから結構偉い方なんですよね・・・。そういう方と気楽に会えるというのは、外資系広告代理店グループに所属している大きなメリットの一つですね。私個人で行ったら、まず会ってくれないでしょうからね・・・。その場には、私の会社の外国人会長もいました。参加者の国籍は3カ国で、当然ミーティングは英語です。このように、人種・国籍が違い、バックグラウンドも違う(PRはマーケティングの一部ですが、いわゆるマーケティングとはちょっと違います)人たちと話しをすると、自分では思い浮かばなかった考えがすらすらと出てきますね。アイディアに詰まったら、自分とは違う人と話をするというのはセオリーですが、今日もそれを実感しました。「違い」のチカラって大きいですよね。今の多くの日本企業では、なかなかそこまで違う人を集める、というのは難しいかもしれませんが、再生のカギの一つはそのあたりにあるのかもしれませんね。
2003/05/05(月) 松井選手の真のチカラ
今日、テレビでヤンキースの松井選手の特集をしていました。松井選手はご存じの通り、日本では長距離バッターで、ホームラン王も3度獲得しています。ファンは、松井選手が打席に立つと当然ホームランを期待しますよね。彼は、ホームランを打つためにボールの中心から数ミリ下を打つ技術を身につけたそうです。しかし、今シーズンからメジャーに行き、外角のムービングファストボールという速球に対応する必要性が出てきました。そこで出した彼の結論は、「ホームランを忘れて、コンパクトなスイングにする」ということだそうです。
理論的には自然な流れなのですが、しかしですよ、日本で最強のホームラン王として名を馳せた男が、ボールの中心から数ミリ下を打つという離れ業を身につけた男が、長島監督がジャイアンツ監督を退任する日まで一緒に素振りを続けたそのスイングを、技術を、プライドをあっけなく捨てられるということに私は驚きました。誰しも、今まで身につけた技術を否定したくないものです。ましてや、日本最強のスイングであればなおさらのことです。ここに私は松井選手の本当の力を見た思いがしました。言ってみれば柔軟性というか、対応力ですよね。今持っているものを、成功体験をあっけなく捨てて、さらに高みに行こうとするその柔らかさが松井選手の真骨頂なんですね。逆にそのようなことを繰り返してきたからこそ、今の松井選手があるのかもしれません。次のステージに行くためには、確かに今までの方法にこだわっていてはいけない、というのは頭ではわかりますが現実にはなかなか出来ないものです。私も松井選手を目標に頑張ろうと誓いを新たにしました。
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