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ディベート
 
■ディベートの効用

ディベートは、うまく使えば最強のビジネスツールとなることは、各界で活躍されているディベーターが証明しています。米国大統領の必須科目と言われているディベート、そのエッセンスを自分のものにして自分の価値を高めてみませんか?


■ディベートについて

ディベートって、世間ではあんまり良い印象が無いですよね。
● あー言えばこー言う
● 低レベルの口げんか
みたいな印象があるかもしれません・・・、

が、実は全く違います。このような誤解は、「ディベート」を意識的・無意識的に曲解した人が「これがディベートだ!」などといってかなりディベートの本質とは違うことを主張されることから生じていると思います。もしくは、メディアが娯楽として「ディベート」をうまく使っている、というのもあると思います。

ディベートは、
● 反論してくる相手ではなく、自分、反対者、そして審査員のうちの、審査員を説得するゲームです。すなわち、第三者に対して議論を展開します。目の前の敵ではなく、第三者の意志決定者を説得するゲームです
● 相手の言うことをきちんと聞いて、それに対して的確に、論理的に反論したときののみその反論が評価されます。
● 証拠資料を用いて、自分の主張をデータによって裏付けます。自分はこう思うから、というのでは通りません。前に、法廷関係者の方が、「ディベートでは証拠を審査するプロセスが無いから信用できない」と言ったことをおっしゃっていましたが、それは大きな誤解です。ディベートでは、自分の全ての主張は客観的な証拠によって裏付けられなければ評価されません。
● 誰が言ったか、ではなく、何を言ったか、が評価されます。審査員は、議論をなるべく論理的・客観的に評価します。その際に、誰が言ったかということは関係有りません。大学教授と高校生がディベートをやったとしても、高校生が勝つチャンスは十分にあります。

ですから、本当にディベートができる人は
● 聞く耳を持っています:相手の言うことを聞かないと、適切な反論が出来ません
● オープンな心、反対意見を受け容れる寛容さを持っています:正反対な2つの立場の両方に立って議論しないといけません
● 論理的な思考能力を持っています:当然ですね・・・
● ディベートの限界も知っています:論理だけでは人は動きません

ディベートを極めると、能力はシャープになりますが、人格はむしろソフトになり、聞くことの重要さ、論理以外のことの重要さを知るようになるのです。ディベートを極めるとディベートの限界がわかるからです。中途半端にディベートをやると、口げんか・あー言えばこー言う 的な人間になります。銃が犯罪を起こすのではなく、人が犯罪を犯すわけですが、それと同じで、ディベートが屁理屈を促進するのではなく、人が屁理屈をこねるんです。ディベートをやると、怖くて屁理屈なんか言えなくなります。

  私のディベートの先輩であり、ビジネスの師匠でもある方、非常に優秀なビジネスコンサルタントの方が「私のビジネススキルは、MBAでもコンサルティングファームでもなく、ディベートから学んだ」とおっしゃっています。私も激しく同意します。私もいわゆるトップスクールでMBAを取得しました。それは役に立ちますが、しかし、その土台ともうしますか、前提がディベートの力なのです。

  ですので、ディベートをマスターすると、「仕事力」が格段に上がります。ディベート力は、典型的なポータブルスキルかつソフトスキル の一つと言えます。

  私の十数年のディベートとビジネス経験では、ディベートは、コミュニケーションというよりはむしろ意思決定力や考える力を養う上で非常に役に立ちます。その意味では世界最強のツールと言ってもいいかもしれません。米国で最優秀の弁護士は、ディベートでその能力を磨いたことも多いようです。なぜなら、議論を論理的に、証拠・データを用いて組み立てる、そしてそれを相手の立場から批判的に検証する、というプロセスはディベート以外ではなかなかそういう機会が無いからです。それを繰り返すことによって、自然と考えるスキルが磨かれて行くわけです。

  ただ、ディベートを本格的に身につけようとすると、やはり最低でも1年間はかかります。それもやはりめんどくさいし時間が無いでしょうから、私はディベートから得られるものの中で、いいとこどりをしたプログラムを開発しました。チェスの世界チャンピオンからチェスの戦略を学ぶのに、チェスの駒の細かい動き方なんか学ばなくても大丈夫ですよね? それと同じで、ディベートそのものができなくても、ディベートによって得られるものが得られればいいのですよね。そうであれば、チェスとはどんなものか、くらいがわかると同じ程度に、ディベートがどんなものか、さえわかればディベートから得られるものを簡単に手早く自分のものとすることができます。

  世界の指導者である米国大統領を決める大きなポイントがディベートです。TV受けするためにいわゆるディベートとは違ってきてしまっていますが、それでも、世界最強の国の指導者を決めるための手法としてディベートが使われている、というのは大変興味深いことです。

  訪問したいただいた方のために、一つノウハウを公開しましょう。企画・プレゼン・営業などを行うときに、事前に「相手がどう反論してくるだろうか」というのを考えるのです。企画などを作っているときには、ついつい自分の立場から考えてつくってしまいますよね。私もそうです。そんなときは、相手の立場に立つのです。自分が相手だったら、どこに不信感を持つか、どのような資料を提示して欲しいか、どこが弱点となるか、というのを考えるのです。そして、それに対する反論・反証、もしくはかわしかたを考えておきます。これをしないで行くと、そのような反論に出会ったときに「うっ」という心の迷いが顔に出ます。きちんと対策しておけば、「なるほど、そいうことですか。おっしゃることはよくわかりました。私どもでは、そういう方のために・・・」と自信を持ってつなげていくことができます。言うことの中身、というのもそうですが、そのようなときに「まずいな」と弱気になったのを見透かされる、という方が悪影響がありますから。さらに、ポイントは「事前に」考えておく、ということです。緊張した状態の中で頭を働かせて新たなアイディアを出すというのは、まず難しいですよね。それよりは、事前に考えておくことです。ディベートでは、どちらの側に立ってもいいように準備することを義務づけられますので、このようなことが習慣的にできるようになるのです!

 

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