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中小企業診断士
 
■私の合格までの道のり

      
1992年8月

1次試験不合格

初受験で玉砕。初めてなのでまあしょうがなかったでしょうか・・・。会場では、年輩の方が多いな、と感じました。私は若く見られるので、場違いな感じすら受けました。回答に空欄を作ってしまったのが能力不足の証。
1993年8月 1次試験合格! とりあえず回答欄は全部埋めました。手応えはなかったので、合格通知が来たときは結構驚きました。
1993年10月 2次試験不合格 そんな調子だったので、2次試験はまるで準備不足。
1994年10月 2次試験不合格 受験予備校にも行って結構準備して望みましたが、玉砕。おそらくは、基本的なビジネス力が不足していたのだと思います。
<この間、米国留学し、MBA取得>
1998年10月

2次試験不合格

あれ、トップスクールMBAを取得したのに・・・。ちょっとなめてたかも?
1999年10月 2次試験不合格 万全の準備で望んだはずだったんですが・・・。施策かなあ? しかし受からないなあ・・・。もうやめようか?
<この間、マーケティングコンサルタントとして修行を積む>
2002年10月 2次試験合格! ついに、ついに・・・。38度の熱だったのに、受けてよかった!
2003年4月 中小企業診断士登録 これからが始まりですね。頑張ろう!

■米国MBAとしての目から見た中小企業診断士

  資格そのものについては、今更私などが語るよりはたくさんの方が書いていらっしゃると思いますので、そちらをご参照ください。Google で中小企業診断士 と検索すれば山のように出てくるでしょう。ただ、私は、トップスクールMBAと中小企業診断士の両方の資格を持っている数少ない(と思われる(注))一人ですので、そのような視点で語ってみますね。(注:MBAホルダーと中小企業診断士は、お互いに嫉妬と小馬鹿にしているようなところがなぜかあるような気がします。MBAを取ると、「中小企業診断士なんてミニMBAじゃん」と思うらしく、中小企業診断士に言わせれば「MBAなんて机上の学問」と思うみたいですねえ・・・。両方とも違うのでは無いでしょうか・・・。っていうか、相手のことをどうこう言う前に、とりあえず両方取ってみればいいのでは???)

●一次試験

昔の一次試験は、あんまり役に立たなかったかもしれないですね。学ぶ知識も古いことばかりですし、科目も、私が受けた商業部門では、「店舗管理」などという狭い範囲の知識を問う問題があり、店舗管理をしない方にとっては苦痛だったと思います。役に立たないし。

しかし、改訂後の一次試験の問題集を見てびっくり。まさにMBAの基礎知識、という感じでした。もちろん、全く同じでは無いですし、2年間かけてみっちり学ぶMBAに比べてどうしても表層的な知識を暗記する、という側面がでてきてしまうのはやむを得ないですが、それにしても、改訂前の一次試験に比べると格段の進歩と言えます。また、一次試験の性質上知識を問う問題になってしまうのはある程度やむを得ないかとも思います。

というわけで、この一次試験の科目は結構MBAと近いものと考えていいと思います。ただ、MBAのようにケースメソッドを使って覚えているわけでは無いですから、実際に自分で体系的に理解して仕事に活かすには若干の修練・練習が必要だと思います。

●二次試験

改訂前の二次試験では、私は落ちまくっていましたから何とも言えませんが、しかし、あの「施策」の知識を問う問題はおかしかったと思っています。100以上の施策を暗記して、それを書く、というのは、一体・・・。施策の理解というよりはヤマハリ勝負みたいなところもありましたからね。

改訂後には、施策が無くなって、シビアに事例に対する、いわゆるコンサルティング力を問う問題になったと思います。問題も、商店街や店舗の活性化施策というあまりに個別具体的すぎるものから、かなり戦略的かつ普遍的な問題になりました。このくらいまで普遍化されていると、確かに役に立つスキルを問うている、と言えますよね。

私が何とか受かったのは、このように、事例に対する回答力を問う、というMBA的な試験になったからだと思います。だって、落ちまくっていたときと比べて、私は、回答の書き方テクニックの本を含めて数冊読んだ以外は何も受験対策をしていませんでしたから。

ただ、受かったから思うんですが、回答して書いたことは非常に一般的で無難なものです。というか、10分くらいで回答を頭の中で考えて、後はひたすら書いていくという作業になりますよね? 試験中の5分や10分で考えられることしか書けないわけです。しかも、「題意」という不思議なものがあるらしくて、設問から予想される範囲からはみだしては受からないようです。私は現役のコンサルタントですが、この試験では、真にコンサルタントとして評価されるような、考えに考えぬき、誰も考えなかったようなクリエイティブな提案力は残念ながらこの試験では評価されません。問題を読めばすぐに思いつくようなある意味当たり前のことを書くと、合格になるようです。試験の時間などを考えればそれはやむを得ないとも言えます。ですので、この試験に受かったからといってすぐコンサルティングが出来るかというと、それは無理でしょうね。

私が今コンサルティングができるのは、この資格を取る前から出来ていたわけで、決して逆ではありませんから。ただ、それでも、この試験のために勉強した過程で得られたものをさらに実践で磨いていけば、そのうちに良いコンサルタントになれるとは思います。

私が今回合格したのは、恐らく、MBAとコンサルタント経験により、ビジネス力そのものがアップしていたからだと思います。小手先の受験テクニックでも受かるかもしれませんが、本末転倒という感じがします。逆に言えば、ビジネス力そのものを上げていけば、受かる確率が高まっていくのだと思います。上に書いたような、「問題を読めばすぐに思いつくこと」は、今だからそう言えるのであって、受験し始めたころ、落ちまくっていたころの私にはそんなチカラは無かったですからねえ・・・。手前味噌ですが、エルパラで開発中の、ビジネス力を上げる教材は、間接的にではありますがこの試験の対策になるはずです。

●総合評価

全体的には、改訂により、相当改善されたために、今の中小企業診断士資格は、かなり実践的かつ、MBAのように普遍的・体系的な知識を問うものとなっていると思います。一次試験、二次試験とみっちり勉強されて中小企業診断士に合格された方の知識レベルは、MBAの1年目修了程度まで高まっていると思います。この資格に受かれば、あとは実践で磨いていけば良いと思います。

ビジネスに役に立つ資格としては、非常におすすめの資格と言えます。この資格だけで食べていけるとは思えませんが、その勉強の過程で得られるものは多いと思います。また、他の職業をされている方にとっても、非常に付加価値の高い資格だと思います。

 

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